一口で説明すれば、彫刻刀を用いて溝を掘ることで再生する。まず、再生したパッドと新品パッドとの比較をした写真を示しておく。
差し込むポールの先端は、上段写真下の再生チップの文字"LEKI"の"K"の右端のあたりにあり、ポール先端から路面までのゴムの厚さは充分残っている。しかし、下段写真のように接地面積が小さくなっており、この程度の減りまでが再生できる限度のようである。
【準備する道具】
①幅広の強力カッター
②細めの丸刃彫刻刀。今回は下記写真のような1.5mm、3mmの丸刃彫刻刀を用いた。
③耐切創手袋。念のため。
【再生手順】
①カッターで路面に接する面を平らにする。面の左右の傾きがないように削っておく。
②フェルトペンなどで溝の位置に線を引く。
③彫刻刀で深さ2~3mm程度の溝を掘る。
雑な削り方となってしまったが、これでも充分路面をグリップすることができた。