このページでは、ノルディックウォーキングのフィットネスレベル（体力向上目的）の歩き方のチェックポイントについて説明する。歩き方の基本については、ヘルスレベルの歩き方( こちら )を参照。
以下のような動作を意識する。
(1)全身が一つのユニットとして前傾するようにする。腰を曲げない。
(2)肩・腰の自然な回旋。肩はポールを突く時は前へ、後方プッシュする時は後ろに動く。
腰は後ろに蹴り出す時は後ろに、前方に踵(かかと)着地する時は前に動く。
(3)足裏は、踵着地からつま先の蹴り出しまでローリングする。
(4)腕のふり幅と歩幅を同じ長さにする。
(5)足裏と反対側の手首の相対位置を一定に保つ(着地したポールの先端と足裏は動かないから)。
(6)ポールを突くのと、踵の着地が同時となるようにする。
フィットネスレベルのウォーキングでは、腰より後方にポールを押し切ることが重要。そのために以下の項目を意識する。
(7)肩、肘(ひじ)、手首を回転の中心に自然に腕をスウィング。
(8)ポールのストラップに徐々に力が加わるように後方プッシュする。
(9)後方への最後のプッシュは手首のスナップ(手のひらの回転)で行う。
(10)最後に後方に押し切った時、肩からポールの先端まで一直線になることが理想。
(11)後方プッシュでは、肩甲骨を引き締め肩を後方に押し出す。