このページでは、ノルディックウォーキングの歩き方で悩んでいる方々のために、歩き方のコツ、ヒントをFAQとして掲載しています。詳細説明ページ、1、2、3、4、5も参照ください。
ノルディックウォーキングFAQ(INWA 10ステッププログラムを基に考案したヒント集)
【Q14】そもそも、正しい歩き方が分からない。
A:INWA 10ステッププログラムに基づいた「理想の姿勢」、「正しいウォーキングテクニック」、「正しいポールテクニック」を実行していくこと。詳しくは、健康維持・増進、体力回復を目的とするヘルスレベルの歩き方は
こちら を、体力向上を目的としたフィットネスレベルの歩き方は こちら を参照のこと。
【Q13】ポールワーキングが前引き(肘を曲げての後ろに引き)になってしまう。
A:ポールを突いた時の肘(ひじ)から先だけに力を入れて後ろに引こうとすると、肘を曲げて引くことになってしまう。ポールを持たないで歩いた時の腕の自然な振り方と同じように、腕全体、肩甲骨を使ってポールを引けば、自然と腕は伸びた形となる。詳しくはこちらを参照。
【Q12】ポールを突いたり、足を踏み出したりするタイミングが合わない。だんだんずれてくる。
A:(1)突く音がはっきり聞こえるよう、突く瞬間にある程度力を入れてポールを突くこと。
(2)ポールを突くタイミングと、前に踏み出した足の踵が着地するタイミング、
ポールを後ろにプッシュするタイミングと、脚を後ろに蹴るタイミングを合わせる。
【Q11】なんば歩きになってしまう(左右同じ側の手足が出てしまう。)
A:第一歩に前に出す足と腕をいつも同じにする。なんば歩きになってしまったら立ち止まり、正しい側の手足で歩き始める。
【Q10】ポールを突いて歩いていると、腕がすぐに疲れる。
A:絶えず腕に力を入れていると長くはもたない。力の入れ方にメリハリをつける。具体的には、ポールを突くとき、後方にプッシュするとき以外は、腕をブラブラと前後に振る感じで腕の力をぬく。
【Q09】ポールを突く位置が分からない。手をどのくらい前に出せばよいか分からない。
A:腕を後方から前方に振り出し、わずかに振り戻した次の瞬間にポールの先端が着地する腕の位置がある(はず)。
握手をする時の腕の位置、高さになるタイミングとポールの先端が着地するタイミングが一致するよう、立ったままの腕のスイングで練習、確認すること。
正しい長さのポールを使っていれば、前後の足の丁度真ん中にポールが着地する(はず)。詳しくはこちらを参照。
【Q08】ポールを突く位置がばらつく。同じ位置に突けない。
A:以下のようにして、ポールワークのばらつきを抑える。
(1)手のひらが進行方向、腕をスイングする方向と平行にする。
(2)手のひらの中でポールのグリップが暴れないように、親指と手のひらの間にポールを挟む
(3)親指はあまり動かさず、薬指、小指でポールを握る。
(3)腕を振る速さ、腕の軌跡が毎回同じになるように心がける。
くわしくは、こちらを参照のこと。
【Q07】ポールワークが左右均等(左右対称)にならない。ポールを突く音が左右で異なる。
A:身体の非対称性が左右不均等の原因である。以下のようなチェックをするとよい。
(1)どちらかの肩が上がっていないか?
(2)胸が進行方向に真正面を向いているか(左右のどちらかが前に出ていないか)?
(3)ポールを突く時のグリップを握る力が左右均等か?
(4)左右の腕の振り方、振る速さ、腕の軌跡は均等か?
【Q06】身体の前方で肘(ひじ)の曲げ伸ばしのみでポールを前後してしまう(ポールウォーキングの歩き方になってしまう。)。
A:リハビリのためのポールウォーキングと異なり、フィットネスが目的のノルディックウォーキングでは、腕は積極的に使うべきである。不安定な歩行を補うためにポールを使う方はポールウォーキングに専念すべきでしょう。
積極的に腕を使うには、ポールを持たずに腕をリラックスさせ、前後に腕を振り歩くときのことを思い浮かべてほしい。そのような歩行に、ポールを使った後方へのプッシュを加えれば「腕も使って歩く」ことになる。
【Q05】肘(ひじ)が伸びきらない(肘がのびる時がない。)。
A:人体は、少し肘を曲げた方が腕の力を入れやすくなっている。
絶えず力を入れたままポールの後方へのプッシュを続けると肘が曲がったままとなり、すぐに疲れてしまうことになる。
伸びた腕を身体全体で後方へプッシュする方法(下記)により、腕の力の入れ方に「メリハリ」をつければ、長距離を長時間歩くことができる。
(1)ポールを突いた時の位置から体側へと腕を下げていく。
(2)腕が体側にある間は腕の力を抜く(肘を伸ばす)。
(3)腕が身体の後ろに来たら、肘を伸ばしたまま腕に徐々に力を入れ後方にプッシュ。
詳しくはこちらとこちらを参照のこと。
【Q04】踏み出した脚の膝(ひざ)が曲がってしまう。踵(かかと)着地ができない。
A:踏み出した脚を伸ばしたままではその脚に体重を乗せることができないことが原因。
そうなってしまう原因は、腰が引けているから。
腰を伸ばし、前傾すればよい(真っすぐな体軸を少しずつ前傾していき、倒れる寸前に一歩足が出る感じ)。
【Q03】腕があまり後ろに振れないので、ポールを後ろにプッシュできない。
A:腕を後ろに振れない一番の原因は、腕だけを動かしているから。試しに、胴体は進行方向に正対させた状態で、腕だけを前後に振ってみるとよい。腕があまり後ろに行かないことが分かるだろう。そこで、後ろの側の腕の肩甲骨を引き締め、肩が後方に向くようにすれば、腕がかなり後方に振れることが分かるだろう。
その状態で歩幅が足りないと感じるならば、後ろに蹴る脚を突っ張らず、膝(ひざ)を少し曲げるとストライドが自然に伸びる。
以上のことをまとめると、後方プッシュのストライドを長くするには、以下のようにすればよいことになる。
(1)後方プッシュの側の肩甲骨を引き締める。
(2)プッシュの瞬間にポールを少し立てる(傾いているとプッシュ出来ない)。
(3)後ろに蹴る脚の膝を少し曲げ、ストライドを伸ばす。
詳しくはこちらとこちらを参照のこと。
【Q02】ポールを前方に出すとき、地面を引きずってしまう。
A:腕の力を抜き、後方から前方に腕でドルフィンキックをするように素早く腕をスイングすれば、ポールは自然に地面と平行に近くなり空中を前方に進む。
【Q01】左右のポールがハの字、逆ハの字になってしまう。
A:腕をスイングする面が、進行方向と平行に、地面に垂直になるように心がける。